セルフ・キャリアドック導入支援サイト

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東京会場セミナーレポート

平成29年11月7日(火)ベルサール神保町アネックスにおいて「セルフ・キャリアドック導入ガイダンスセミナー」を開催しました。「セルフ・キャリアドック導入について」~従業員の活力を引き出し、企業の成長へとつなげるために~をテーマとした基調講演と「セルフ・キャリアドック導入の効果について」モデル企業による事例発表を行い、多くの人事ご担当者、経営層の方などにご参加いただきました。

基調講演 


「セルフ・キャリアドック導入について」~従業員の活力を引き出し、企業の成長へとつなげるために~
セルフ・キャリアドック導入支援事業推進委員会座長:
慶應義塾大学名誉教授 花田 光世氏
 
「セルフ・キャリアドック導入について」~従業員の活力を引き出し、企業の成長へとつなげるために~をテーマに、『こらからの人事活動とキャリア支援を考える』との視点から基調講演を行いました。
 
基調講演概要
・職業能力開発促進法の改正により、企業はキャリアコンサルティングの機会の提供を「セルフ・キャリアドック」という施策を通じて内容を具体化し、従業員に明示することが求められるようになった。従来型のキャリアアップ中心の人事制度は確実に行き詰まりを見せており、組織と従業員の関係を、従業員一人ひとりの視点から見直す必要がある。
・従来のキャリアコンサルティングはカウンセリング(面談)中心であったが、今後はキャリアデザイン教育の実践や、キャリアコンサルティング面談を通じて判明した組織的課題とその解決策を企業・人事部に提示するコンサルティング機能が求められる。また、従来のキャリアコンサルティングは守秘義務などの観点から人事・教育部門と距離を置いていたが、今後は守秘義務に配慮しつつも、人事・教育部門との積極的な協業を実践しなければならない。

モデル企業事例発表概要 「セルフ・キャリアドック導入の効果について」  

コーディネーター


花田 光世氏

発表者 


サントリーホールディングス株式会社
 ヒューマンリソース本部キャリア開発部長兼キャリアサポート室長 斎藤誠二氏
 ヒューマンリソース本部キャリア開発部キャリアサポート室課長 光延千佳氏
株式会社平井料理システム
 代表取締役 平井利彦氏
 慶應義塾大学大学院 政策・メディア研究科 特任講師 宮地夕紀子氏
 
コーディネーターの花田氏の進行のもと、モデル企業2社から以下の発表およびディスカッションがなされました。
 

【事例発表概要】


サントリーホールディングス株式会社
・「サントリー大学」として階層別研修とキャリア自律プログラム(キャリアワークショップ)の2本立ての教育研修体系を整備
 
・2006年にキャリアワークショップ「プロフェッショナル」(38歳~49歳が対象)を試験的に開始。2007年にキャリアサポート室を立ち上げ、若手やシニアにもキャリアワークショップやキャリア面談の対象を拡大。今回のセルフ・キャリアドックでは、これまで支援が手薄となっていた「ミドル(45歳~50歳 課長層)」を対象とした。
 
・目的は、①ミドルマネージャー自身がキャリアビジョンを描くステップを理解すること、②自部署のメンバーが、多様なキャリアビジョンを描くことを支援できるよう、メンバーのキャリア開発や中長期での育成視点を学ぶことで、課長層の抱える部下のキャリア面談への悩みに対応すること、である。
 
・キャリアワークショップの数ヶ月後、各現場に戻った課長層と実施したフォロー面談では、メンバーひとりひとりとのダイレクトコミュニケーションが円滑になったという声や、メンバーに対するより自発的なキャリア開発を支援する動きがみられている。
 
 
株式会社平井料理システム
・現在、マネジメント人材である店長の育成が急務。女性店長が不在であり、特に女性従業員のマネジメント能力開発、キャリア形成支援、離職防止が課題。これらの課題に取り組むために、セルフ・キャリアドックを実施。
 
・女性の正社員、パート・アルバイトを対象に、以前から研修講師でもあった宮地氏を社外キャリアコンサルタントとして実施。面談では、最初から「キャリア」や「成長」と言わず、一人ひとりの従業員の想いや考えを聞くことから始めた。
 
・今までは一人で悩んでそのまま退職してしまうケースが多かったが、セルフ・キャリアドックの実施により、「周囲に言えば解ってもらえる」という意識が従業員に芽生えた。
 
・様々な事情を抱えた従業員が働いているため、会社の仕組みに従業員を合わせるのではなく、従業員に会社が合わせることが重要。そのためには、従業員から声を上げてもらう必要があり、会社はそのための環境を整備しなければならない。
 

<東京会場モデル企業発表資料>